よくある質問に「百花蜜」に関するQ&Aを掲載しました。

「百花蜜」は「多くの花」を蜜源とするはちみつという意味であって、「百以上の花の種類がある蜜源に由来する」ということではないことを御理解していただくため、「百花蜜」の意味を説明した次のQ&AをHPの「よくある質問」に掲載しました。なお、このQ&Aは(一社)日本養蜂協会と協議して作成したものです。

「単花蜜」「百花蜜(ひゃっかみつ)」とは何ですか。

「単花蜜」は、「たんかみつ」と読み、はちみつの大部分が特定の花を蜜源としており、その花の特徴を有している場合に「花の名前」をつけることができます。

例えば、代表的な単花蜜である「アカシアはちみつ」は、その大部分がアカシアの花を蜜源とするものであり、淡色で淡白な味とやさしい香りというアカシアはちみつの特徴を有しますが、通常はアカシア以外の周囲に咲いている他の花もその蜜源となって「アカシアはちみつ」の一部を構成しています。

「百花蜜」は、「ひゃっかみつ」と読み、上記の「単花蜜」のような「花の名前」をつけないはちみつです。

ただ、「単花蜜」でも複数の花を蜜源とするはちみつが含まれていますので、「百花蜜」の表示は、はちみつ全般について使用することができます。蜜源となる花の種類が異なる単花蜜同士をブレンドした場合も「百花蜜」の表示を使用することができます。

「百花蜜」の「百」は、「百花繚乱」「百家争鳴」「百戦錬磨」や「百人百様」などの慣用句で使われているのと同様に数が大きいことを表す漢字ですので、「百花蜜」はいろいろな種類の多くの花を蜜源とするはちみつという意味です。「百」が具体的な「数値」を示しているわけではなく、百(又は百以上)の異なる花の種類を蜜源としているということではありません。